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Slow Made
Slow Made
SLOW MADEなものづくり
服を作る過程のすべてにおいて、
〈ネストローブ/コンフェクト〉では、
効率を重視するよりも、素材にストレスをかけず、
その結果として、風合いがよくなり、
着心地がよくなることを選んでいます。
例えばシャトル機などの低速機を使い、
手染めし、天日干しをした生地で、
職人が手間暇をかけてじっくりと作ったシャツを、
長く時間をかけて着込んでいく。
それは着るたびに人の体に馴染んでいき、
味わい深くなっていきます。
やがて、その人だけの1着に
仕上がるところまでを含めて、
〈ネストローブ/コンフェクト〉は
「スローメイド」と呼んでいます。
サーキュラーエコノミーが
実現するまで
実はアパレル業界の衣料ロスは大変深刻です。商品の定価販売の平均消化率は40% といわれており、残りは廃棄されることも多いのです。ところが〈ネストローブ/コンフェクト〉は、工場直営の利点を生かし、さまざまな工夫をすることによって、最終消化率はなんと98%。それでも、生地の廃棄量の多さは問題です。最先端の機械と熟練の職人技によって、できる限り無駄をなくすように型取りをしても、必ず原反の 3 0 % ほどの裁断くずは出てしまいます。それを廃棄するのにもコストはかかるし、なにより勿体ない。リサイクルには生産エネルギーがかかり、薬品を使うことが環境に負荷になることもあります。
そこで考案したのが、撚糸に織り込む試みです。裁断くずを細かくして綿の状態にし、オーガニックのバージン綿と一緒に紡いで糸を作ります。普通に糸を作るより手間もコストもかかりますが、環境問題に取り組む意義はあると考えています。
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UpcycleLinoアップサイクルリノ
UpcycleLino(アップサイクルリノ)とは、型をとった残りの裁断くずを原料にして作った商品のシリーズ名。今までコストをかけて廃棄していたものを再利用したくて、工場と一緒に開発しました。
裁断くずは細かく粉砕して原綿の状態にし、オーガニックのバージン綿と一緒に紡いで再び糸にします。節が出てしまうために織りづらく、生地の面が均一に美しくはなりませんが、柔らかな手触りで味のある風合いとなります。同じ糸を編み立てて、メリヤス生地も作っています。もとは糸からこだわって作った上質な生地だからこそ、リサイクルとはいえ、とても上質なものができました。
自社の商品の裁断くずをまた原料とし、 商品を作り、自社で売る。おそらく、ここまで自社で完全に循環しているのは、〈ネストローブ/コンフェクト〉だけだと自負しています。
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環境に配慮した取り組み
〈ネストローブ/コンフェクト〉の自社工場は、すべての建物の屋根に太陽光発電機を設置し、工場で消費する電力を補っています。そして地産地消を実践すべく、工場内の床には地元徳島県産の杉材を3c m の厚みに加工した杉板を使用。裸足で歩くと気持ちがよく、断熱性も高いのが特長です。また、工場に欠かせないボイラーも、排気がきれいで、C O 2 の排出量が少ないガスの高効率ボイラーを 使用しています。
また、商品を売れる量だけ生産するというスタンスで営んできたので、昨今問題になっている製品の廃棄処分は全くありません。さらにその歩みを一歩進めるため、製作する際に必ず出る裁断くずを無駄にせず、再利用するためにアップサイクルリノを考案しました。
これからも日本の産地のいろいろなノウハウを持った企業様と取り組みながら、環境問題に積極的に取り組み、循環型社会を追求していきたいと考えています。
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経年変化永く愛される服づくり
〈ネストローブ/コンフェクト〉の服のほとんどは、洗濯し、長年着込んでいただくことを想定しています。特にリネンという素材は丈夫で、コシがあって水に強いので、頻繁に洗濯をしても耐久性があります。洗うたびに柔らかくなり、風合いが良くなるので、買いたてよりも2年めのほうが着心地がいいくらい。〈ネストローブ/コンフェクト〉の服には、育てる楽しみがあるのです。
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アフターケアについて

〈ネストローブ/コンフェクト〉では、できるだけ長く愛用していただきたいという気持ちから、オリジナル商品の修理を有料で承っています。

修理の流れは下記の通りです。
①nest Robe各店にて商品をお預かりいたします。
②修理箇所の確認をさせていただきます。
③お客様に修理内容とお代金についてご連絡させて頂きます。
④お客様にご了承いただいてから、修理をさせていただきます。
⑤修理完了後、お預かり店舗よりご連絡、お渡しとさせて頂きます。

なお、商品の状態によっては修理ができない場合もございますので、予めご了承下さい。
詳しくは、お近くの店舗までお問い合わせください。
ONLINE SHOPでは店舗と対応方法が異なります。

SPECIAL THANKS

  • PHOTOGRAPHS : YUMIKO MIYAHAMA, KIYOKO ETO
  • TEXT : SHIORI FUJII
  • ART DIRECTION :
    RYO SAITO, EMI NAKAMOTO(MIKATA & Co.)