MADE IN JAPAN
LINEN WOOL KNIT
LINEN WOOL KNIT
nest Robe、CONFECTが2025年秋冬シーズンから、新しくご提案する、MADE IN JAPANのニット。
ニットの産地・新潟五泉のニッターとの協業により、この秋、芯まで色を入れない中白染めリネン糸を主役にしたニットウェアを、両ブランドでご用意しました。
山々からの水流が生まれる地形と豪雪地帯であることが重なり、農業の閑散期となる冬を中心に家内⼯業として、繊維業が発展してきた新潟県。
その中にあって⽐較的内陸に位置する五泉市では、川や水路幅が狭いことや菅名岳からの湧⽔を⽣活⽤⽔として活⽤してきた背景が重なり、「⽷染め（先染め）」を得意とする染⾊産業が勃興。並行して、その糸を編み立てるニット産業が栄えてきたという歴史があります。
戦後、ニット産業が街の中心となった五泉市では、糸染色から編み立て、加工までを一貫して五泉市内で完結できるほどに、工場が立ち並び、連携。最盛期では一時、⽇本製のニット市場の婦⼈セーター部門で⽇本⼀の⽣産実績を作るほどに発展していきます。
五泉市は、街が⼀体となり五泉ニットブランドを盛り⽴て、その技術を守り、世代を超えて技術伝承しながら、メイドインジャパン、五泉メイドのニットを作り続けています。
この度、技術と歴史のある五泉市のニッターに協業いただき、nest Robe、CONFECTのニットを生産いただききました。私たちが大切にしている「リネン」素材が主役となるように、糸選び、染色、編み立て、加工が施された4型のニットになります。
リネン糸は、芯まで染め切らない中白染めで仕上げたものを選定。掛け合わせたウール糸は、五泉市内の染色工場で染められたものを使用しています。リネンらしい艶、風合いを生かしながら、掛け合わせたウールもそのリネンを引き立たせる大切な役目を担います。ウール素材本来の柔らかさや質感が損なわれないよう、丁寧に染められています。
他の繊維よりも硬く、節による不均一な糸質により、扱いが難しい「リネン」。ニッターの中でも、リネンを扱うことができない工場もあるほど手間のかかる糸加工や、時間かけた編み立て、素材の特性を加味した上での設計が求められます。今回ご協力いただいた五泉のニッターには、リネンの扱いにも長けた技術と体制、経験値が蓄積されていたことで、糸使いやゲージ、仕様が異なる複数型のニットが実現しています。
リネンを含む糸は、編み立てる前に下処理が必要。編み機でのトラブルを防ぐために、リネン糸にロウ(ワックス)を塗り、糸が滑りやすく加工するところからがスタートです。また、リネンにとって常に水分も大切です。糸を水に浸して加湿。編み立てるマシンの近くにも蒸気を飛ばす、巨大な加湿器を稼働させ、常にリネンを安定して扱えるように独自の設備を整えています。
一着の服をシームレスに、そして立体的に編み上げるホールガーメント機。パーツ毎に編み立て、縫い繋げるのではなく、一着まるごと編み立てるマシンです。縫い代（ぬいしろ）がなく、縫い⽬がないことで、素材の質感のみをダイレクトに感じていただける滑らかな着用感をご体感いただけます。裁断や⽷のロスがなく、⽣産⼯程も少ないため、環境負荷を低減することができことも特徴です。
今回は、nest Robeでご用意した2型のニットをホールガーメント機で編み立てました。服として想定される着用時の形状に合わせ、減らし⽬や増やし⽬をはじめとした編み地調整、また着用時に生じる伸度に対応する編み地を設計したプログラムデータをホールガーメント機に流し込み駆動させます。マシン内部にある最大3600本と言われる膨⼤な編み針によってそれぞれの形が実現していきます。
服のパーツ(前⾝頃、後⾝頃、袖など)毎とはいえ、曲線を中心とした形状を、パターンに合わせて編み⽬を増減させ、⽴体的に編み上げる成型機。パーツとパーツは、そのゲージに即したマシンでリンキング。一編み一編みを、編み繋げていく工程は、その細かな目を読み、着用時の伸度に考慮しながら仕上げていく、まさに熟練の職人技です。CONFECTがご用意した2型はいずれも成型機で編み立てし、リンキングにより仕上げたアイテムになります。
編み上がったニットは、同じ五泉市内にある加工仕上げ工場へ直送され、洗い後に蒸気で蒸すことにより、素材の風合いが引き出されていきます。着用時に体感いただける素材の質感は、この仕上げ工程があってこそになります。
蒸気が舞う暑い仕上げ場で働く人たちは、ニット一着一着と向き合い、リネンとウールの素材そのものの表情が活かされた、とても良い顔をした服に仕上げていきます。
新潟・五泉の人たちが培ってきた繊維産業、また地元の人たちが中心となり伝承してきたものづくりの感覚と技術が生み出したニットをnest Robe、CONFECTよりリリースとなりました。
nest Robe
素材本来の艶と上品な雰囲気が惹き出された中白染めリネンとウォッシャブルウールを撚り、ホールガーメントで仕上げた2型。シンプルな2型ですが、トップスはエポーレットスリーブ、ボトムスはニッカボッカといった、クラシックな意匠を取り入れています。ドレープが生まれる軽やかでゆったりとしたボディに対して、長めのリブを袖口や裾に取り入れて、ブラウジングやシルエットの変化を楽しめるニットに仕上がっています。
Faded Linen Wool Pullover
col : Dark Grey,Dark Blue / size : ONE SIZE /
Faded Linen Wool Knit Pants
col : Dark Grey,Dark Blue / size : ONE SIZE /
CONFECT
同じく中白染めリネンを主役に、粗野な毛足が吹き出す柔らかいウール糸を掛け合わせた2型のニットです。スキッパープルオーバーには、羽衿をあしらい上品な印象に。大判のカーディガンは、古めかしい編み地をメインに編み紐によるリラックス感を取り入れました。
Faded Linen Wool Knit Skipper Pullover
col : Dark Grey,Dark Blue / size : 3,4 /
Faded Linen Wool Knit Over Cardigan
col : Dark Grey,Dark Blue / size : ONE SIZE /
MADE IN JAPAN
LINEN WOOL KNIT
nest Robe、CONFECTが2025年秋冬シーズンから、新しくご提案する、MADE IN JAPANのニット。
ニットの産地・新潟五泉のニッターとの協業により、この秋、芯まで色を入れない中白染めリネン糸を主役にしたニットウェアを、両ブランドでご用意しました。
山々からの水流が生まれる地形と豪雪地帯であることが重なり、農業の閑散期となる冬を中心に家内⼯業として、繊維業が発展してきた新潟県。
その中にあって⽐較的内陸に位置する五泉市では、川や水路幅が狭いことや菅名岳からの湧⽔を⽣活⽤⽔として活⽤してきた背景が重なり、「⽷染め（先染め）」を得意とする染⾊産業が勃興。並行して、その糸を編み立てるニット産業が栄えてきたという歴史があります。
戦後、ニット産業が街の中心となった五泉市では、糸染色から編み立て、加工までを一貫して五泉市内で完結できるほどに、工場が立ち並び、連携。最盛期では一時、⽇本製のニット市場の婦⼈セーター部門で⽇本⼀の⽣産実績を作るほどに発展していきます。
五泉市は、街が⼀体となりニット産業を盛り⽴て、、その技術を守り、世代を超えて技術伝承しながら、メイドインジャパン、五泉メイドのニットを作り続けています。
この度、技術と歴史のある五泉市のニッターに協業いただき、nest Robe、CONFECTのニットを生産いただききました。私たちが大切にしている「リネン」素材が主役となるように、糸選び、染色、編み立て、加工が施された4型のニットになります。
リネン糸は、芯まで染め切らない中白染めで仕上げたものを選定。掛け合わせたウール糸は、五泉市内の染色工場で染められたものを使用しています。リネンらしい艶、風合いを生かしながら、掛け合わせたウールもそのリネンを引き立たせる大切な役目を担います。ウール素材本来の柔らかさや質感が損なわれないよう、丁寧に染められています。
他の繊維よりも硬く、節による不均一な糸質により、扱いが難しい「リネン」。ニッターの中でも、リネンを扱うことができない工場があるほど手間のかかる素材管理や、時間かけた編み立て、素材の特性を加味した上での設計が求められます。今回ご協力いただいた五泉のニッターには、リネンの扱いにも長けた技術と体制、経験値が蓄積されていたことで、糸使いやゲージ、仕様が異なる複数型のニットが実現しています。
リネンを含む糸は、編み立てる前に下処理が必要。編み機でのトラブルを防ぐために、リネン糸にロウ(ワックス)を塗り、糸が滑りやすく加工するところからがスタートです。また、リネンにとって常に水分も大切です。糸を水に浸して加湿。編み立てるマシンの近くにも蒸気を飛ばす、巨大な加湿器を稼働させ、常にリネンを安定して扱えるように独自の設備を整えています。
一着の服をシームレスに、そして立体的に編み上げるホールガーメント機。パーツ毎に編み立て、縫い繋げるのではなく、一着まるごと編み立てるマシンです。縫い代（ぬいしろ）がなく、縫い⽬がないことで、素材の質感のみをダイレクトに感じていただける滑らかな着用感をご体感いただけます。裁断や⽷のロスがなく、⽣産⼯程も少ないため、環境負荷を低減することができことも特徴です。
今回は、nest Robeでご用意した2型のニットをホールガーメント機で編み立てました。服として想定される着用時の形状に合わせ、減らし⽬や増やし⽬をはじめとした編み地調整、また着用時に生じる伸度に対応する編み地を設計したプログラムデータをホールガーメント機に流し込み駆動させます。マシン内部にある最大3600本と言われる膨⼤な編み針によってそれぞれの形が実現していきます。
服のパーツ(前⾝頃、後⾝頃、袖など)毎とはいえ、曲線を中心とした形状を、パターンに合わせて編み⽬を増減させ、⽴体的に編み上げる成型機。パーツとパーツは、そのゲージに即したマシンでリンキング。一編み一編みを、編み繋げていく工程は、その細かな目を読み、着用時の伸度に考慮しながら仕上げていく、まさに熟練の職人技です。CONFECTがご用意した2型はいずれも成型機で編み立てし、リンキングにより仕上げたアイテムになります。
編み上がったニットは、同じ五泉市内にある加工仕上げ工場へ直送され、洗い後に蒸気で蒸すことにより、素材の風合いが引き出されていきます。着用時に体感いただける素材の質感は、この仕上げ工程があってこそになります。
蒸気が舞う暑い仕上げ場で働く人たちは、ニット一着一着と向き合い、リネンとウールの素材そのものの表情が活かされた、とても良い顔をした服に仕上げていきます。
新潟・五泉の人たちが培ってきた繊維産業、また地元の人たちが中心となり伝承してきたものづくりの感覚と技術が生み出したニットをnest Robe、CONFECTよりリリースとなりました。
nest Robe
素材本来の艶と上品な雰囲気が惹き出された中白染めリネンとウォッシャブルウールを撚り、ホールガーメントで仕上げた2型。シンプルな2型ですが、トップスはエポーレットスリーブ、ボトムスはニッカボッカといった、クラシックな意匠を取り入れています。ドレープが生まれる軽やかでゆったりとしたボディに対して、長めのリブを袖口や裾に取り入れて、ブラウジングやシルエットの変化を楽しめるニットに仕上がっています。
Faded Linen Wool Pullover
col : Dark Grey,Dark Blue / size : ONE SIZE /
Faded Linen Wool Knit Pants
col : Dark Grey,Dark Blue / size : ONE SIZE /
CONFECT
同じく中白染めリネンを主役に、粗野な毛足が吹き出す柔らかいウール糸を掛け合わせた2型のニットです。スキッパープルオーバーには、羽衿をあしらい上品な印象に。大判のカーディガンは、古めかしい編み地をメインに編み紐によるリラックス感を取り入れました。
Faded Linen Wool Knit Skipper Pullover
col : Dark Grey,Dark Blue / size : 3,4 /
Faded Linen Wool Knit Over Cardigan
col : Dark Grey,Dark Blue / size : ONE SIZE /