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2020 Nov 3

The Low End Theory 

※参照(https://clubberia.com/ja/artists/2729-A-TRIBE-CALLED-QUEST/)

 

こんにちは。

 

KITTE丸の内店スタッフの原です。

 

皆様、HIPHOPユニット『A Tribe Called Quest』をご存じでしょうか。

 

1988年、アメリカヒップホップグループとして結成。

1989年に1stシングル『Description Of A Fool』でデビュー。

3rdシングル『Can I KIck It?』がスポーツウェア、シューズブランド”Nike”のCMに抜擢。

徐々に人気を集め、3rdアルバム『Midnight Marauders』ではプラチナ・ディスクを獲得しました。

 

1998年に解散した後、2006年に再結成。

2013年に再度解散するも、2015年にTV出演のため一時的に再結成し、ファンたちを熱狂させ続けています。

 

私もつい先日知り、彼らの音楽を聴きながらブログを書いております。

 

 

知ったきっかけは先日入荷したニットに付属されていたカードとタグ。

 

写真右手は≪パンチカード≫

ニット製作時、複数の糸を用いて柄を編む際に使用され、1模様に対して横24目で構成されており様々な柄を編むことができます。

 

写真左手は≪音源の詳細が記載されたタグ≫

『A Tribe Called Quest』の2ndアルバム『The Low End Theory』

タグを見ると六曲目『Show Business』に線が引かれており、入荷したニットはこの曲のメロディーをパンチカードに記録してニットの柄を編んでいます。

 

「曲をニットの柄に?」

 

さて...相変わらずこのブランドには驚かされてばかりです。

 

改めて本日のご紹介に参りましょう。

 

THE LOW END THEORY PULLOVER  ( Navy )  58,000 yen + tax  /  TENDER Co. 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

THE LOW END THEORY CARDIGAN  ( Navy )  63,000 yen + tax  /  TENDER Co.

 

 

 

 

TENDER Co.のデザイナーであるウィリアム氏が手掛けるニットブランド 【POP PUNCH】

 

はじめにもご説明したように選曲した音楽のメロディー(レコード)を編み物のパターンに変換したものをパンチカードに記録し柄を形成したニットです。

 

ウィリアム氏は普段からレコードを聴いており、自身が感じる日常を洋服に落としこむセンス、その切り口と発想力はTENDER Co.の醍醐味の一つです。

 

 

毛糸はシェットランドウールを使用。

 

スコットランド北に生息する羊からとれるウールを指し、 厳しい冬の寒さや湿度の高い天候、それに海草を副食に採るなどの飼育環境によって、柔らかい毛質をもつのが特徴です。

 

実際に袖を通してみると、ウールの類いの中でもチクチクとした不快感は皆無に近いです。

 

また今作はスコットランドで作られており、伝統的なフェアアイルニットをベースに編まれています。

 

参照:(https://www.pinterest.jp/amp/pin/174021973078139744/)

 

参考:(https://www.heraldscotland.com/news/16977586.lightbulb-moment-fair-isle-finally-gets-24-hour-electricity-supply/)

 

参考:(http://fair-isle.blogspot.com/p/b-b.html)

 

フェアアイルニットの発祥の地「フェア島」は最長4.8km、幅2.4km の小さな島で島民は70人ほど。

平らな土地が広がるこの島でフェア島発祥の古典柄「フェアアイルニット」が作られます。

 

参考:(https://www.2ndstreet.jp/knowbrand/feature/knitwear-01/)

 

恐らく一度は目にしたことがある柄かと思います。

 

フェアアイルセーターの歴史は400年以上と言われています。

柄はいわゆる幾何学模様ですが、そのモチーフはエイトスター(雪柄)、スペインの無敵艦隊敗北後に伝えられたともいわれるムーア式の矢、もしくはフェア島の景色などいろいろな説がございます。

 

400年という歴史ですから、時代ごとの背景をニットに編み込み、表現し、後世に伝える。

歴史的な背景をこういった形で見るのもフェアアイルニットの魅力かと思います。

 

 

改めて今作を見ると、キナリ色の太幅の線、紺色の太幅の線、赤茶色の模様とリブ のみで構成され、幾何学模様、民族的な柄、和柄とも異なる形容し難い独特な雰囲気がございます。

 

強いて言えば一般的なフェアアイルニットの柄より控えめな印象でしょうか。

色も比較的落ち着いたトーンですので、普段の装いにも取り入れやすいカラーリングかと思います。また女性の方でも着て頂けるようなサイズ感となっております。

 

こう比較してみると派手さや奇抜な柄では無いのですが、やはり実物をみると存在感が違います。そして今作の背景を知ってからだと、拘り、魅力といったものがより深く感じられるかと思います。

 

先述のようにTENDER Co.は[切り口や発想力]といった点が魅力的ですが、歴史的背景を持つ素材や作り、[伝統]といったワードも洋服に込められています。

 

今作の[音楽×フェアアイルセーター]という組合わせもウィリアム氏らしく、ウィリアム氏だからこそ表現できた逸品でしょう。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

ニット類をお探しの方がいれば、一度実物を目を通して頂くことをお勧めします。

 

ご紹介したニットの他にも20AW TENDER Co.のアイテムが入荷しておりますので、こちらは後日ご紹介します。

 

気になるアイテムなどございましたら、是非店頭、電話もしくCONFECTオンラインスタイリング予約サービスでご案内させてください。

 

ご来店のほどお待ちしております。

 

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