普遍的なもの
岡山店の幡手です。
3年前に手に取り、今尚着続けている大切なもの。
当時と比べ、今は満たされる基準が変化しました。
拘りと理想のみを追求するようになったのか。
それともただ、単純に目が肥えたのか。
あくまで個人的な捉え方ではありますが、
独創性に溢れる洋服は寿命が短く、
シンプルで整えたものは長く愛用できた、が今までの私です。
さて、今回はこちらについて書き留めたいと思います。
CONFECTの「基本」と言っても過言ではないキーアイテム。
今シーズンも製造段階や染色から生まれる違いをたのしんで頂きたいと思います。
色味は4色。
ダークマスタードとブラウンは同素材のオーバーダイリネンを使用しています。
オーバーダイリネンバンドカラーシャツ ( Brown) 19,000yen＋tax / CONFECT
インターライニングリネンテーパードトラウザー ( Natural ) 31,000yen＋tax / CONFECT
特徴としては40番手。
春夏の生地とは異なり、生地表面の糸の織りがしっかりと視認できます。
ハイカウントの高密度と比較し、膨らみと厚みが感じられます。
また、細かいシワの出方ではなく、ざっくりとしたシワ感だと感じました。
オーバーダイリネンバンドカラーシャツ (D･Mustard ) 19,000yen＋tax / CONFECT
生地表面は起毛させていない通常仕様。
麻本来のシャリ感を感じられるのが良さだと思います。
また、夏以外の広い期間で使用できるのが嬉しいです。
続いてこちら。
サルファーダイリネンレギュラーカラーシャツ ( C･Grey ) 21,000yen＋tax / CONFECT
カラーはチャコール。
染の段階で硫化染を施しています。
袖や着丈部分に現れる生地のあたり。
洗濯をくり返すことで色がくすんでいく変化。
着用回数に比例して、経年変化を味わって頂けます。
最後はこちら。
ピグメントダイリネンレギュラーカラーシャツ ( L･Grey ) 21,000yen＋tax / CONFECT
顔料染を用いた一着。
生地の表目に不規則に浮き出たむらが特徴です。
遠目から見れば、生地のしわから浮かび上がる陰影のようにもみえます。
なんだか不思議な感じ。
最後までご覧頂き有難うございました。
CONFECTの麻シャツは普遍的なものに近いと思います。
パターンはシンプル。
空気を含むようなゆとりのあるサイズ感。
今が一番着心地が良いと思えるシャツです。
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