- Top
- Blog
- PRESS ROOM
- 新顔ニットの発売告知。
新顔ニットの発売告知。
こんにちは、新谷です。
本日は発売告知のブログ。
この度、CONFECTオリジナルのこだわり糸、
リネン・和紙・コットンの3者掛け合わせで
編み立てた、ニットカーディガンをリリースします。
今回、お世話になったニッターさんは、
新潟・五泉市のファクトリー。
五泉市は、日本で最もニット産業が盛んな地域。
近年では、婦人セーターの生産日本一にもなったほどです。
新潟県一帯は元々織物の産地。
信濃川や魚野川のような川の水流や、
山々からの湧き水など、水に恵まれた平野部では
水田を中心にした農業に加え、染めや、織物産業が発展。
豪雪となる冬季は、農業の閑散期になることから、
家内工業としても発展。
江戸時代ごろから、地域毎に特色のある染め物や織物が誕生していきます。
皆様も聞き馴染みがあるかもしれませんが、
小千谷縮、十日町絣、亀田縞など。
五泉を含む、見附、栃尾は、繊維産業の一大産地です。
戦後復興期には、
五泉市一帯で、ニット産業が盛んになりました。
菅名岳の雪解け水の小さな水流は、糸染め(先染)の産業を生み、
立地的な特色も重なり、
その近くに糸から製品を編み立てるニット産業が勃興します。
60年代以降は、
日本メーカーが作る編み立て機の発展も重なり、
五泉市のニット産業の発展にもつながっていきます。
一時は、100件以上のニッターが立ち並んだ五泉市。
余談ではありますが、
工員さんは女性も多く、
働く女性が多かったことから、美容院も市内に多数誕生。
一時、五泉市は、日本一美容院が多い街になったとも言われています。
そんな五泉市のニット産業。
地元の人々の働き口として、
またニットのものづくりに魅せられ、
技術と歴史のある五泉ニットで学びたいと
都心部から就職したいと、五泉ニッターの門戸を叩く若い人も。
熟練の職人たちから若い人たちへの技術伝承も
五泉市のニッターの中でおきており、
日本製のニットを守り、一層発展させていこうと、
街を上げて、「五泉ニット」を盛り上げています。
さて、
7月4日(金)から発売のカーディガン。
五泉のニッターが蓄積してきた、
人の手の加減、人の感覚がしっかりと落とし込まれた
一着。
扱いにくいリネン糸を、ゆっくりと編み立て、
一目一目の設計が細かく行き届いた、質の高い服だと実感します。
リネン和紙コットンVネックカーディガン
col : Black, T.Grey
size : F
price : 38,500 yen
ぜひ。