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マインドを着る。
こんにちは、新谷です。
僕の話ですが、日々の装いの中に、
「ワークウェアを身につけておきたい」という気持ちがあります。
文字通り、ワークウェア(=作業服)は、ある作業目的に沿ってデザインされ、
その目的を果たす、補助していくわけなので、
作業がないにも関わらず着るのは、気が引ける時もありますが、
ファッションにおいてのワークウェアは、
僕的には、「マインドを着る。」
ぐらいの気持ちで良いのではないかと思います。
では、「ワークウェアマインド」とは。
たくさんの解釈が出てきそうですが、僕的には、
常に手を動かし、
体を動かし、
ものを作り、
机上ではなく現場を大事にし、
行動を大事にし、
ホワイトカラーよりブルーカラーであり、
労働である。
…などなど。
この辺りで止めておきますが、
ワークウェアから漂うマインドは、
常に大切なメッセージがあるように思っています。
ファッション的にカテゴライズしてしまうと
本物のワークウェアが持つディテールやデザイン、
本物のワークウェア古着やヴィンテージそのものが、
「ファッション的に消費されている」と
言い換えることができますが、
自分を成すマインドの一部として、
自分を作り上げる一つのエッセンスとして、
ワークウェアを着ていけば、消費ではなくなるのではないかと思います。
ジーンズを中心にしたデニムのワークウェアは
そのポジションまで登り詰めた良い例なのだと思います。
なので、
ワークウェアはファッションにおいて身近な存在に
なっていることは間違いないのですが、
だからこそ、「マインドを着る。」ことも大切に、
その先には、マインドに後押しされた、行動、生き方、生き様へと
繋がってくる方もいるのではないかと思います。
僕は、少しばかり、
そんな気持ちでワークウェアを着ていますし、
これからも着ると思います。
CONFECTでも
ワークウェアをモチーフとして製作した服が
これまでも、これからも登場すると思いますが、
CONFECTの服はあくまでも「モチーフ」という
一枚のフィルターが通っていて、
本物のワークウェアとは言えないのですが、
その立ち位置だからこそ表現できる服もあることは
間違いありません。
本日ご紹介する2型のウェアは、実際にワークウェアとしても
十分に機能しますし、作業内容によっては十分に堅牢に使える服です。
マインドとしても、
ワークウェアそのものとしても、
ファッションとしても、
いずれでも良いので、
自分自身と接点を見つけていただければと思います。
そして今季のCONFECT。
僕的にワークウェアマインドが漲ってくるアイテムが
リリースされています。
コットンリネン顔料コーティングブルゾン
col : D.Navy, Ink Black
size : 3, 4
price : 49,500 yen
太番手で織られた綿麻カルゼ織物を、
ダブルステッチを基本として縫い上げたブルゾン。
堅牢な縫い合わせと、浮き彫りとなる輪郭に
テンションがふつふつ湧き上がります。
一見すると3パッチに見えるポケットは、
裏からの当て布。すっきりと表つらがさりげなく上品さをもたらします。
そしてスプリットスリーブ。
前はセットイン、後ろはラグラン。
前の生地貯まりを減らし見た目を整え、後ろの可動域は広げるために
生地量を増やすという狙いの仕様。これも歴史ある仕様です。
そして組下パンツもあります。
コットンリネン顔料コーティングギアパンツ
col : D.Navy, Ink Black
size : 3, 4
price : 38,500 yen
クライミングウェアを参考にした身頃設計をベースにしつつ、
ワークウェアの3辺抑えのフラップポケットを太もも脇に、
80年代頃のコンテンポラリーなデニムパンツを思わす、
アールの深いポケットを両腰に配置しています。
おまけに腰帯が太くて4本のステッチが走っている、この顔がうるさくて気にっています。
本気のワークウェアのメーカー様からは
「そこまでではない」とお叱りを頂くかと思いますが、
これぐらいのワークウェアを
普段の現場作業にはちょうど良いという方、結構いらっしゃるのではないかと思います。
僕もその一人です。
さらに、作業終わり次第、このセットアップに一着羽織る。
ちょっと着古したツイードジャケット、分厚いリネンジャケット
サックジャケットなど、ハマりそうです。
スカーフやタイで、タイドアップもいいのであります。
今日のタイトルは、
マインドを着る。
ワークウェアマインドでスタートしましたが、
結局最後は、ファッションマインドで
締めくくってしまうのですね〜。
やっぱりこの服は
色々なスタイリングが楽しめそうですね。
早く涼しくなれ。
それではまた。