" Coat Coat Coat !! "

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KITTE MARUNOUCHI
" Coat Coat Coat !! "

KITTE MARUNOUCHI

2018 Oct 6

こんにちは。

原です。

ややテンションが高めのタイトルですが、10月に入りましたので本格的にコートを着て過ごせる時期になってきました。

本日は現在店頭に並ぶコートをご紹介致します。

まずはこちら。

Linen Check Ulster Coat ( Khaki ) 88,000 yen + tax / CONFECT

F size で展開されているリネンチェックコート。

「アルスターコート」とはトレンチコートの走りとされる形でアイルランド・アルスター地方を発祥とする正装目的や普段使いのダブルブレストのコートです。大きめな上衿の形を残しつつも、CONFECTらしい解釈のもと本来のディテールを大きく省き簡素に。実にシンプルながらも新鮮さを感じられます。

生地を構成する糸は、リネンの原糸をそれぞれ2本取りで構成された「双糸」を使用。

それにより節部分による凹凸が減り、糸の太さを極力を均一にしてから高密度に織られています。

生地の艶や滑らかな肌触りは、麻とは思えない程です。

しかしながら、やはり目にいくのは美しいチェックの色味。深いオリーブ、グレー、ボルドーを中心に構成された色はリネンの艶と合わさり高級感溢れる佇まいへと昇華してくれます。

今回、採用されたチェック生地は生地メーカーの過去のアーカイブから選んだ柄を織って頂きいています。廃番となっていた柄をCONFECTの為に復刻頂いています。

生地メーカーも流行などによって製作する生地はその年毎に変わっていきます。今回のチェック生地は年月を越えて復活した生地であり、だからこそ現代でみられるチェック生地とは一味違う風格を感じます。

古株のスタッフとも、手触りや色味、艶加減、醸し出す存在感など、どこを取ってもCONFECTがリリースしてきたリネンアイテムとは異なり、「唯一無二」という言葉が似合う一着だと話をしております。そういう意味では中々お目に掛かれない掛かれない生地かと思います。

生産数が限られている中でも多くのお客様にお買い求められており、全店で残り僅かとなっております。無くなる前に是非一度はご案内させて頂きたいです。

そして、素材違いでこちらもございます。

Heavy Linen Ulster Coat ( Khaki, Black ) 69,000 yen + tax / CONFECT

リネンチェックの魅力が「美しさ」であるのならヘビーリネンは「粗野感」に魅力を感じる一着です。

25番手の中太糸を双糸使いして、ラミーとリネンのそれぞれの糸で経緯(たてよこ)を構成。
厚手で風合い深いこの生地は、CONFECTのリネンコートの中ではもっとも厚手になります。
高密度に織り上げたこの生地は、防風性もあり秋から冬に活躍できるもの。

同じリネン素材ではありますが、その表情はさながら熟成されたビンテージリネンのような感触の色味です。

すでに味を感じる一着ではありますが、末永く愛用することで色は褪せ今以上に色味にムラが生まれ味わい深い雰囲気へと育つことができます。

こちらはお色違いでブラックもご用意がございます。

カーキとは違い、色味のムラも落ち着いており着回ししやすいお色となっております。

Brushed Cotton Twill Soutien Collar Coat ( D.Olive ) 53,000 yen + tax / CONFECT

ボリュームのあるステンカラーコート。その特徴は起毛による生地の存在感と味気ある色味です。

7番手という極太の綿100%単糸を綾織りにした生地。今作では左綾（逆綾）を採用しており、右綾が多く存在する中で少し邪道なにおいのする生地を選んでいます。加えて生地の段階で硫化染めを施しており、くすみが程よく表現され味っ気のある色に仕上げています。起毛はざっくりとした粗目で挽いており、綾織りの上品さと硫化染めと起毛による野暮さとのバランスが絶妙です。

コートの仕様としてミリタリーディテールである比翼仕立てのフロントがシンプルに感じられますが、ポケットフラップや袖口のタブといったディテールがアクセントに。風格がありカジュアルな生地感ながらも大人な雰囲気を醸し出した一着です。

Supima Cotton Soutien Collar Coat ( D.Brown, Black ) 48,000 yen + tax / CONFECT

スーピマコットンクロスを使用した、裏地付きのステンカラーコートです。

生地表面に凹凸や陰影があり、独特な表情をしたスーピマコットンオックスフォード生地。80番手の細い糸を2本引き揃えて双糸にした後に織っています。見た目には岩肌のようなハードな風合い、しかし触るとしっとりとした独特なぬめり感があります。これはバイオタンブラー加工を施しており、細かな毛羽を酵素によって除去ししなやかな肌触りになります。大変滑らかな生地になる故、独特なぬめり感が生まれるのです。

各パーツの縫製ではステッチを表から打ちこみ、その付近のパッカリングを引き出すことで表情のある一着に。
シンプルながらも細部にまで皺の雰囲気の良さが行き渡った一着です。