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馬布の再来。
after a year…
こんにちは。
KITTE丸の内店スタッフの原です。
ちょうど一年前のブログを書いている自分は、一年後も同じオブジェを撮ることが出来るなど想像すらしておりませんでした。
今年を境にオリンピックの開催が危ぶまれることとなっていきましたが、今、思うと一年前のブログを書いてた頃が一番ワクワクしていた時だったかもしれません。
開催は21年の7月~8月と延期となりましたが、無事に開催できること、そしてそんな世の中になっていることを願っております。
さて、気を取り直して本日のご紹介です。
「馬布」の名称を持つ今作。
三年前にも同じ生地名でパンツがリリースされ、早い段階で完売になったのを思い出しながらブログを書き始めております。
コットンリネンウール馬布 ワイドパンツ ( Black, C.Grey ) 28,000 yen + tax / CONFECT
CONFECTでは定番生地のとなりつつある馬布。
AWではシャツやパンツなどで採用され、ブランドのアイデンティティの一つとして認知されるようになってきました。
馬布の特徴としては「強靭」「薄手」「軽い」の三点に尽きます。
字からも連想できるように、起源は乗馬時に鞍が滑らないように鞍の下に敷いていたことが由来となっています。
ただ、「馬布」と言っても選定された素材によって肌触りや見た目の印象が異なるのが面白いところで、今作の場合、毛,綿,麻の三種を使用しています。
〈写真左側1点:17AW馬布ベイカーパンツ(私物) // 写真右側 2点: 20AW馬布ワイドパンツ〉
17年リリースの馬布パンツは非常に気に入っており、三年経った今も時折履いております。
今作は17AWの馬布の良さを引き継ぎつつも、異なる魅惑もございますので比較してご紹介してまいります。
まずは17AWから引き継ぐ魅力ついて。
【濃淡さのある色】
今作ではブラックに当てはまるお話ですが、ムラのある色味は黒でもどこか温かみを感じることができます。今作はウールとリネンをブレンドした糸と綿とで高密に織られた生地となっており、三種の素材から織られている為、素材ごと”黒”の色合いが微妙に異なることから濃淡さのある色味となっております。
【ハリのある生地感】
前回のベイカー同様にストレートシルエットであるため生地はフラットに ”ストン” と真下に落ちる見え方となってます。
また着こなし方を勧める上で、粗野感を重視してワークウェアなどと合わせるのもいいですが、裾をノークッションで履いていただけると、シルエットが綺麗に表れますので、ラペル付きのジャケットなどキレイめなスタイルとも合わせやすかったりします。
最後に【生地の薄さ】
冬であればウールメインの厚手の生地が好まれるのが普通なのですが、近年暖冬というワードと某ファストファッションからリリースされている冬用下着の普及もあって、CONFECTでは比較的薄手、もしくは中肉厚のパンツの反響が多くございます。三年前の馬布パンツもそういった理由で購入して頂けた事を思い出しました…。
今回のウールは英国羊毛の中でも柔らかく光沢のあるシェットランドウールを使用し、薄手ながらも秋冬に対応できる暖かさがございます。
では、今作の魅力について。
《メランジ調》
今度はチャコールグレーに限っての話になりますが、染色が施されてないウールを混ぜることでメランジ調の暖かな風合いとなります。
ツイード素材とは似て非なるムラ感といいますか、馬布のほうがウールの野性味的な荒々しさが表情にでているように感じます。
さて、ここからはスタイリングを通して今作の特徴をお伝えします。
コットンリネンウール馬布 ワイドパンツ ( C.Grey ) 28,000 yen + tax / CONFECT
精紡天竺Tシャツ ( White ) 7,500 yen + tax / CONFECT
ピグメントダイリネンバンドカラーシャツ ( L.Grey ) 21,000 yen + tax / CONFECT
12.5ozリネンデニムGジャン ( Black ) 36,000 yen + tax / CONFECT
Zip jodhpurs Boot ( Black ) 75,000 yen + tax / forme
《丈の短さ》
着用者は169cmでサイズ3を着用。
今作に限らずパンツはサイズ3を履く機会が多く、ロールアップをしなければワンクッション、ツークッションが当たり前なのですが、今作はCONFECTでは珍しくハーフクッションとノークッションの間くらいの丈感となってます。
今季は近しい丈感でコットンリネンミリタリーオーバーパンツはございますが、ワイド且つストレートシルエットでベルト式パンツではほとんどリリースのない形です。
CONFECTがリリースしてきたパンツの中でも、非常に新鮮なアイテムとなっています。
粗野感ある生地で今作のような裾の丈感であれば、個人的にブーツを履いて無骨なスタイリングをしたいのが今の気分だったりします。
無骨な足元に引っ張られて上着はワーカーらしいGジャン。
というのもそうなのですが、いつもより裾の丈が上がるのであれば、上物も短丈して上下の丈感を合わせたくなりました。
アイテムは無骨だけど、短丈にすることでどこか軽快な印象を受ける見え方を今季お勧めしたいです。
ただ、今回のジャケットは20SSアイテムですので、これからの季節には少々肌寒く感じられてしまいます。
ですので、10月からはこちらのジャケットをお勧めします。
ケンピウールガンクラブチェック ブルゾン ( Blown , C,Grey ) 57,000 yen + tax / CONFECT
これから入荷する予定の短丈のブルゾン。
正直、私は今作のパンツと20AWブルゾンと合わせたくて、ご紹介に至った節もございます。
リネンデニムは麻らしいとろみ感とパンツの粗野感とでメリハリがございましたが、
ケンピウールを使用した20SSブルゾンでは、パンツとジャケットの毛羽感とムラのある色によって、味わい深い雰囲気がございます。
こちらのブルゾンも入荷次第、またご紹介させてください。
いかがでしたでしょうか。
最後は別アイテムの紹介に話が逸れてしまいましが、馬布の魅力や裾の丈感など気に入っていただけたら幸いです。
気になるアイテムなどございましたら、是非店頭、電話もしくCONFECTオンラインスタイリング予約サービスでご案内させてください。
ご来店のほどお待ちしております。
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