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2024 Mar 16

forme 〜履きたくなる靴〜

こんにちは。

丸の内店鈴木です。

 

丸の内店でメインで扱わせて頂いている革靴といえば、

forme (フォルメ)

なのですが、

今シーズン入荷したアイテムにテンションが上がりましたので、

ご紹介させて頂きます。

(都内店でフォルメの靴の取り扱いがあるのは丸の内店だけです!)

 

 

 

 

 

LONG VAMP BALMORAL【Calf × Kangaroo reverse】 ( Black×BLACK ) 82,500 yen (税込) / forme

久ぶりの内羽の短靴の登場です。

以前は扱っておりましたが

私が丸の内店に異動してからは初となる内羽の短靴だったので、

とてもテンションが上がりました。

個人的に革靴といえばブーツも素敵ですが、内羽の短靴だと思っています。

同じ服装でも短靴を履くとスタイリングが引き締まる感じがするのです。(気分的にもですが)

 

細かい話にはなりますが、一般的に革靴を作る際は木型と呼ばれるシルエットの元になる

型を作るのが基本となります。

今回のシューズでは、新しい木型【14】を使用したとのこと。

私の記憶では、以前登場していたformeの短靴はノーズが少し長いイメージでした。

(イタリア、スペイン、フランス靴のような幅が無くてスラっとした感じです。)

新しい木型は、従来の木型より、つま先の長さを2、3mm抑えたとのことで、

これにより所謂ビジネス靴っぽさがなくなったと思います。

さらにCONFECTのパンツとも相性がグッと良くなったと感じました。

 

 

 

そして、今回のシューズ一番気になるこのコンビ使いの革ですよね。

他社様では、同じcalfを使って切替をしていないところもあるそうですが、

CONFECTでは、カンガルーの革の裏側を使いバイカラーというか

カーフとカンガルーのディファレント マテリアル使いにしたのがもう恰好良すぎですよね。

 

カンガルーの革というと、サッカーのスパイクにも使われいたのでご存知の方もいらっしゃるかもですが、

革の繊維の密度が非常に高く、堅牢なのが特徴ということでスポーツシューズにも採用されています。

 

色は、同じBLACK表記ですが素材によって染まり方も違いますので、

カンガルー革の方が、チャコールグレーというか、ダークグリーンというかなんとも言えない色味になっています。

CONFECTのアイテムでもありますが、ニュアンスカラーのアイテムに自分は弱いのだと改めて思いました。

 

 

 

 

マニアックですみません。。

靴底もご紹介させて下さい。

通常、革靴の靴底というのは真っ直ぐな靴が多いのですが、

この僅かにカーブした底が履き心地の良さを向上させていると思います。

 

踵の釘の並びでさえセンスを感じます。

次に昨年入荷していたのですが、

ご紹介が出来ていなかったこちらです。

 

 

 

SS 【Embossed calf】 ( Black ) 88,000 yen (税込) / forme

ご紹介が遅れてしまい在庫が少なくなりましたが、、

こちらも新しい木型【13】を使用したサイドゴアブーツです。

まず、目に入るのが横から見た際の後傾でした。

これは80~90年のUS.NAVYデッドストックのミリタリーサイドゴアに

見られるデザインとのこと。

軍用に作られる靴は、消耗品ですし生産性を重視して作られるので、

クリッピング

(甲部から足首に掛けての曲線を一枚革で作成する場合、縫製前に癖付けをすること)

によるシャフト部分の癖付けをしないそうです。

その結果、この強烈な後傾のデザインになるとのこと。

 

ちなみに、履いていくと甲の付け根の部分にシワが入るので

後傾したシャフト部分が真っ直ぐになっていきます。

そのシワが入った状態も格好良いです。

 

 

フォルメとしては初めて、革意外の素材を持ち手のパーツとして使われています。

これは、このアイテムをデザイナーの小島氏が考えていた時期に

実際に戦争が始まったことがきっかけとのこと。

ミリタリーでは絶対に採用されないディテールはなんだろうと考え、

厚手のコットンツイルに赤い糸で刺繍を施したテープを作ったそうです。

ポリエステルのテープや紙のような素材のテープにナンバリング等をすれば

ミリタリーらしさがある程度出ると思いますが、

小島氏曰くリプロダクトしたい訳でもなくオリジナルが全てとも思われていないとのこと。。

こういう配慮あるデザインも素晴らしいと思いました。

 

 

ブーツタイプでもレザーソールになることが多いformeですが

今回は、イタリアのビブラム社のTuscany rubber soleを使用。

普段、日本では流通していないソールとのこと。

ラバーソールといえば、Dainite Studded Soleや、Commando Soleなどありますが、

ソールまで拘って作られているというのも靴好きには堪らないです。

見た目の良さは勿論ですが、

堅牢な作りやアフターケアもしっかりしておりますので、

革靴でお探しのお客様がいらっしゃいましたら、

ぜひ、お試し下さい。

最後に履いた感じをご覧下さい。

今週も皆様のご来店を心よりお待ちしております。

鈴木

 

 

 

 

 

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