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2023 Jan 25

長い歴史を辿った1本

 

こんにちは、京都店の古賀です。

 

 

”ワークウェア”

 

当時の仕事の背景を読み取る事が出来るお洋服

ただファッションとして考えると当時はかけ離れたもの。

それが次第にお洒落着として取り入れられることになっていきました。

現ブランドがサンプリングしたりする程に。

 

長い期間をかけて着用されてきた洋服には

様々な歴史や物語が刻まれています。

 

 

もちろんデニムもその一つ。

今やファッションの中心ともいえるアイコニックなアイテムの1つですが、

当時はそんなことになるなんて誰も考えていなかった。

 

〈金鉱探しの為の作業服〉

ファッションが過去の文化と密接に絡み今に至る経緯を思うと

更に関心が深まります。

 

 

 

僕自身デニムは1週間に1回は確実に穿くほど愛用しています。

ただ穿きやすくなっている物ばかり手に取っているのが現状です。

技術も進化し手軽に着用し易くなった分、

昔ほど当時の物と近しいアイテムに触れる機会も少なくなっています。

 

 

そんな過去から現在、そして未来に繋がる〈デニム〉

 

 

 

 

CONFECTでは数型リリースしているセルビッチデニム。

お洋服に興味がある方でしたら一度は耳にしたことがある”セルビッチ”

これは端部分にほつれ止めが施されたデニムの事。

なんせ旧式の織機を使用して織ったものらしく、

効率化が図られる現代において悪い言い方をすると時間の無駄。

 

 

ただ1本に時間がかかっているという事実は使用者にとっては愛着の湧きやすいものに

現に今でも愛される要因にもなっているわけで

効率だけが全てではないというメッセージにもなっています。

 

また旧式の物を使用するメリットとして育て甲斐があるというのも挙げられます。

旧式の織機の為糸のテンションが現代の物と比較しバラつきがある為

そこから生まれるアタリが大変魅力的なものになっています。

 

 

 

 

一般的にデニムは綿が主流ですが、

CONFECTでは経糸にコットン、緯糸にヘンプを使用しており

本来の粗野な雰囲気は残しつつ光沢のある綺麗な仕上がりに。

 

また生地の段階で防縮加工を施しているので、

洗った事によって生まれる縮みは通常の物と比べて大変少なくなっています。

 

 

そんなセルビッチデニムシリーズですが、現在京都店には3型ご用意がございます。

 

 

 

 

コットンヘンプセルビッチデニムトラウザーズ (INDIGO) ¥26,400(税込) / CONFECT

 

まずはリジットタイプから。

リジットならではのパリッとした生地を味わっていただける1本となっています。

シルエットもストレートタイプで流行り廃れのないものに…

それ故に様々なスタイリングにも使っていただけるいわば万能パンツ。

 

尖った要素が無いからこそ、1本持ってると大変助かります

 

 

 

コットンヘンプセルビッチデニムトラウザー (INDIGO) ¥28,600(税込) / CONFECT

 

お次はワンウォッシュタイプ。

先程の物と比べ洗いがかかっているため少し穿きやすくなっております。

膝下からテーパードが効いているのでスッキリとした印象に。

 

丈も少し長くなっているのでロールアップして、

セルビッチを見せるスタイルもオススメです。

 

 

 

コットンヘンプセルビッチデニムワイドトラウザー (INDIGO) ¥29,700(税込) / CONFECT

 

最後は個人的大注目なワイドタイプ。

粗野な印象はありつつも抜群に綺麗なシルエットにより、

どこかスラックスを彷彿とさせる見た目となっています。

 

普段太めのパンツが多い方は断然こちらがいいかと。

 

 

 

3 BUTTON JACKET (PINK) ¥71,500(税込) / HOMELESS TAILOR

ウォッシャブルウールスキッパー (BROWN) ¥17,600(税込) / CONFECT

コットンヘンプセルビッチデニムワイドトラウザー (INDIGO) ¥29,700(税込) / CONFECT

 

綺麗目要素のあるジャケットとのスタイリングが良い。

インナーはタックインすることでよりスタイルを良く見せていただけます。

 

王道の合わせも、少し尖った合わせも…

我儘な自分の要求にも対応してくれる流石なパンツ。

是非一度店頭でご確認下さい。

 

 

 

長い歴史を辿ったデニム。

そこにCONFECTらしさを加える事によってまた違った1本に。

僕たちが年を重ねて見た目や考え方が変わっていくように、

アイテムも時間分の風合い、面構えが形成されていきます。

見た目は違えど、そこに懸ける思いは同じ。

いやむしろ強くなっていくと思います。

 

定番アイテムだからオススメとかいう浅い話とはまた違います。

所有者の生活様式がしっかり目に見えて現れる。

そんな言わば分かりやすいアイテムに心が揺さぶられます。

 

”育てるデニム”

 

終わりの見えないものだからこそ、

期待や楽しみが付いてくるのだと思います。

 

 

 

余談ですが…

僕の大好きなバンドのDVDが今日発売らしい

結成して30周年。

服でいえばビンテージ

ただ現代を牽引するモンスターバンドでもある。

まだまだ終わりは見えないですね…

 

 

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