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2020 Apr 4

ジャガード織機から生まれた「無地」

皆さん、こんにちは。
まずは下記をご確認ください。

 


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この度、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための措置としての外出自粛要請を受け、下記の店舗を臨時休業とさせていただきます。
臨時休業日:4月4日(土)、5(日)
店舗:表参道店/KITTE丸の内店/銀座店/福岡店/nest Robe closet 自由が丘店/Atelier nest Robe 南青山店

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主要都市が外出自粛要請を受けCONFECT実店舗へのご来店が難しいお客様が多くいらっしゃると思います。オンラインショップは常時ご来店頂けますので、早朝でも、日中でも深夜でも、お好きなお時間で覗いて頂ければと思います。

 

 

さて、春夏シーズンの折り返しとなる4月。


ちょうど1年前から構想がスタートしたアイテムが店頭に登場しました。


CONFECTがこだわる素材選びに協力してくださる国内の機屋さんや生地メーカーが、過去に製織したものの世の中にあまり出回ることなく廃盤となったデッドストックファブリックに焦点を当てた企画"DEADSTOCK FABRIC COLLECTION"。

そこでお世話にあった尾州・一宮の機屋さんに、この企画終了後、即、試織してもらったのがこのファブリックです。


旧式のジャガード織機を可動させている機屋さんから掘り出されたドット柄にジャガードのシャツを極少量で提供させていただきましたが、その際に、気にってしまったシャリシャリとしたジャガードクロス。


この生地の質感をキープして、無地は織れないかとご相談させて頂きました。この機屋さん、即試し織りをやっていただき、ジャガード織機を使って無地を織るという珍品をご用意いたので。


兎に角、その見た目、肌触り、涼感いずれも気にってしまい、即企画は進行。CONFECTの服として製品に至りました。

 

 


旧式ジャガード織機に欠かせない、紋紙。


写真のように穴を開けた厚紙(パンチカード)で、これを織機に読み込ませるこで、プログラムの役割となり製織をコントロールします。


織り上げたファブリックは、平織りとも綾織りとも呼び難い、独特な組織を成しました。

 


糸のテンションは緩く、織り目は立体的に。細かい凹凸がある感じです。

杢調に撚った糸、麻にはナイロン糸をわずかに巻き付け、強度を出しているとのこと。

 

 

 

 

カーキに、グレーや曇った青みが混じった形容し難い色味。夏に着ることも想像ができる、風の抜ける甘い織地。大変魅力の詰まった一着ができました。

 

 

 

コットンリネンラミーBDUジャケット ( Khaki, D.Navy )  35,000yen + tax  /  CONFECT

 


今回はこの生地で、BDUジャケット、また7分袖のシャツを製作。各店とオンラインショップで発売しました。

 

実物に触れたり、肉眼出る見る楽しさも良いですが、画面を通して見る、記事を読んで頂き、想像を膨らませて感じる、そんな時間も楽しいものだと思います。
是非、オンラインショップ商品ページも合わせてご覧ください。よろしくお願い致します。

 

 

新谷

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