こんにちは、新谷です。

 

 

 

 

 

 

服にも「顔」があるとしたら、
なんとなく、バスト上の衿周りかなと。

 

「良い顔してるな」と思える一着は、
もちろん人が着ている状態を見て感じることはありますが
むしろ、服単体（人が着ていない状態の服そのもの）を見て
そう思うことが多いです。

 

 

 

 

 

個人的には、
整った顔立ちも良いと思いますが、
シワに髭、くすみやホクロ、そして傷。

生きていると自然と
顔に刻まれいくものたちを
隠すことなく、見えている状態にも
惹かれます。

 

 

 

 

 

 

 

そんな、顔に惹かれる一着が、届きました。

 

 

 

コットンラミーキルティングジップトップ
col : InkBlack, D.Olive
size : 3, 4
price : 52,800 yen

 

 

 

 

シェルは、タイプライター。
これが晒し加工でギュンと縮んでおり、
凹凸が波打つ様に起きた表面感です。
そして、パッチポケットやファスナーの向こう布に
起毛リネンキャンバスをあしらっています。
そしてリブ編みの首元や袖口に切り替えており、
これら3ファブリックをコンビネーションした後に、
1つの染料に浸して製品染め。
その染料の吸い上げ具合は、3ファブリックで異なりますので
色差が生まれ、このように顔に仕上がると。

 

 

この顔は、良し。

 

 

 

 

 

個人的に、自分が買ってきた服は、
自分自身に似合う服もあるのだと思いますが、
基本的にはその服の顔が気に入っているかどうか、
も大いに気持ちが表わた服たちです。

 

 

 

 

 

 

やっぱり顔を見てしまう。

 

 

それではまた。