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2025 Oct 16 New

水とニット

こんにちは、新谷です。

 

 

 

 

10月に入りましたので、
今季よりお披露目中の五泉(ごせん)メイドのニットが
ほぼ出揃いました。(もう1型、来月に控えています。)

 

 

 

 

新潟・五泉市にある、技術と歴史のあるニッター様のお陰様で
実現しましたCONFECTの25AWニットシリーズですが、
現在店頭にずらりと、5型陳列しております。

 

 

 

 

 

いずれも「リネン」の糸が主役のニットたち。

圧巻でございますので、ぜひお近くのCONFECT各ショップまで足を運んでいただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


ところで五泉市の五泉(ごせん)の名前の由来は、
* 五つの泉:5つの泉が湧き出ていたことに由来する説。
* 五つの川:5つの川が流れていたことに由来する説。
の2つがあるようです。

 

 

 


それ以外にも諸説あるようですが、
五泉市を含む新潟県は、長野県や群馬県に跨る山々が蓄えてきた
自然の水が、湧き水や川となって平野部に流れ込み
繊維産業をはじめ、農業などを発展させてきた場所であることを物語っています。

 

 

 

 


周りを海で囲まれた島国で、
自然と隣り合わせで共生してきた日本。
自然の恵みを、「衣」として取り入れた繊維産業が、
繊維を扱う上で必要なきれいな水を引くことができる
川の周りで発展。

 

 

 


繊維産業に関わっていく上で、
繊維産地と呼ばれる場所は、川の近く、何かしらの水の恩恵を受けているなと思います。

 

 

 

 

新潟・五泉もまさしく。です。

 

 

 

 

 

【五泉市内に広がる、田園。】

 

【五泉市の内陸側の奥地には、湧き水が。こちらは、胴腹(どっぱら)清水。】

 

【五泉市の内陸側に聳え立つ、菅名岳。】

 

 


糸を扱うにしても、
染色にしても、
洗いや仕上げににしても、
水が必要。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


水はどこにでもあると言えば、どこにでもありますが、
自然が作り出した地形により、

早くから水運が整い、産業に結びつけてきたのは、
川の近くの街に限られてきます。

 

 

 

 

五泉市はニット産業としては戦後まもなくからですが、
それ以前から、繊維産業が栄えていたと言われています。

 

 


色々と考えると
今、店頭に並べている五泉ニット達も、
自然が成したものの一つのようにも思います。

 

 

ニッターさんはじめ、糸や資材などを作り
手配していただいた方々がいらっしゃってこその
この一着ではありますが、
そのさらに後ろ側には、自然があるなと。

 

 

まあ、ごちゃごちゃ考えずに、
この服を通して、自然を享受していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前置きが長くなりましたが、
僕が最近買った五泉ニットをご紹介。

 

 

 

 

 

 

 

 

リネンウールラグランプルオーバー
Col : C.Grey
Size : 3, 4
Price : 52,800 yen

 

 

 

 

 

 


ぼくがセーターを選ぶ時に、
すごく気にしているのは、
内側の肌触り。
ぼくは下着が、半袖Tシャツなもので、
この半袖Tシャツの上に直接着れるセーターが良いのです。

 

 

なので、チクチクしてしまうと、
着る頻度が激減してしまうので、
毎度、気にしています。

 

 

 

ただ、
こちらのニットは、そこもクリア。
内側の肌触りもとても良いです。

 

 

 


このニット、
プレーティングという手法で編み立てられており、
外側に出る糸と
内側に出る糸とが、編み分けられています。

 

 

 

外側つまり表面にはリネンの糸が出るように、
内側つまり肌に触れる方にはウールの糸が出るように
編まれていると。

ただこのウール糸が柔らかいメリノ種。
本当に気持ちが良いです。


 

 

 

 

 

ニットの良さをご体感いただける季節になりました。

 

ぜひとも、店頭まで。

 

 

 

 

それではまた。

 

 

 

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