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冬のリネン。
こんにちは、新谷です。
CONFECTでさまざまなご提案してきている
リネン素材の中でも冬の主役となるのは、起毛リネンです。
ブランドのコンセプトにも明記した「リネン」は、
CONFECTの主軸となる素材。
店頭でお客様にも幾度となくご紹介して参りましたが
その都度よく言われるのが「じゃあ、冬はどうなるの??」というお言葉です。
このお言葉をいただくたびに、
日本では、リネンを主に夏向け素材として製織・加工している生地や衣料品が
流通の大多数を占めていて、それ以外の季節に対応できるファブリックとしては
まだまだ浸透していない。
という現実を目の当たりにするのです。
リネンの特性と、日本の高温多湿な盛夏に活躍することは、
間違いない事実だと思いますが、
それはリネンの特性の「一部」だと思います。
リネンは生地の製織密度・組織・加工次第では、
保温力を発揮。日本の冬に着れる素材として、
リネンを活用することができます。
それをご体感いただけるファブリックが、
CONFECTで、長らく注目している定番素材「起毛リネン」です。
少し脱線しますが、
CONFECTのリネン生地の提供元としての生地メーカー
京都・AKAIさんの社長・赤井彌一郎さんの記事をご紹介します。
2020年10月25日発行した、nest Robe / CONFECTが著者となった
書籍「SLOW MADEな服づくり」より抜粋です。
ーーー
「リネンは、特殊な機能性もファッション性もあり、保温性にも吸湿性にも優れています。
リネンの繊維は切り込みのあるマカロニ状になっているから、空気をたくさん含むんですよ。
布団やシーツにすれば、体温で温まり、冬だって活躍してくれる。」
さらに、
「日本はこれまで、いろいろな文化を取り込んで進化してきたけれど、
今後はなんでもやりますよというよりも、得意分野があったほうが強いと思う。
うちは最終製品を作らず、素材を提供していますが、リネンやったら<AKAI>と
言われるだろうというプライドを、首尾一貫して持ち続けていきますよ。」
ーーー
今から遡ること100年前に日本で最初にリネンを流通させた会社・AKAIの
社長の言葉は、ごくごくシンプルですが、リネン、ものづくりの真髄をついているように思います。
話を戻すと、リネンは保温性を発揮する、冬だって活躍する。
そのご提案がCONFECTの起毛リネンシリーズなのです。

起毛リネンを使い始めた15年ほど前から、CONFECTでは一貫して
AKAI社の起毛リネンを使用しています。
僕自身、起毛リネンシリーズは、
ジャケットを3着
コートを1着、
シャツを1着、
パーカーを1着と所有してこれまで、かなり着てきましたが、
10年ぐらい前よりも、近年の方がより出番が多くなってきたと思います。
暖冬傾向があるから、
または、屋内で過ごす時間、
空調環境が整備されている場所が増えているのか。
はたまた、
このくたっとした、
よぼよぼした、
ちゃんとしているようで、ちゃんとしていない、
力の抜けた雰囲気が気に入っているからか。
とにかく着ることが増えています。
CONFECTの代名詞はリネン。
そして冬もリネンがあり、
ちゃんと活躍してくれます。
25AW期は、このセットアップをご用意しています。



起毛リネンダブルブレストジャケット
col : D.Khaki, Ink Black
size : 3, 4, 5



起毛リネントラウザーズ
col : D.Khaki, Ink Black
size : 3, 4, 5
それではぜひ店頭で、お試しいただければと思います。
それではまた。