- Top
- Blog
- KITTE MARUNOUCHI
- Natural Army Coat
Natural Army Coat
こんにちは。
KITTE丸の内店スタッフの原です。
ただいまCONFECT Web Pageをご覧になられますと、今シーズンのLOOKがスライドショーで表示されます。
そのはじめに表示されるLOOKは愛嬌あるモデルさんと優しい風合いのコートです。
LOOKではしれっと着こなしておりますが、実際は「コートで白は難しい」といったご意見をよく耳にします。
否定はできません。しかしそのコートの情報を知り捉え方が変わることで、欲する逸品へ化ける物だと私は思っております。
本日はちょっとでも考え方が覆ることができれば幸いです。
Hard Twist West-Point Army Coat ( Natural ) 46,000 yen + tax / CONFECT
CONFECTがご提案するコートはダブルブレストの生地幅を取ったゆとりあるコート。
生地は軽く、風が靡けばふわりと揺れるそんな生地感です。
生地は名称にもあります「Hard Twist West-Point」を採用。
経緯糸ともに太番手の双糸の綿素材の強撚糸 (=Hard Twist ) を採用しております。
生地のお話は先日投稿しました " West-Point " で詳しくご紹介しておりますので、ここでは割愛致します。
色の表記はWhiteではなくNatural となっております。白系統の中でも黄色味が混ざった"キナリ色"がしっくりくる表現です。
今作のナチュラルは白と比べるとマッドな風合い。良い意味で爽やか過ぎず、肌色に馴染みやすく、白だけが目立ちすぎてしまうことはありません。
個人的には冒頭でも述べた " 優しい風合いのコート " が今作の色味の良さだと思います。
さて。再度コートの名称に注目しますと、「Army Coat」と名前が。
ラグランスリーブ、箱ポケットと野戦用のコートでみられる仕様。そして、West-Point (通称:ウェポン) は陸軍上流士官が制服などに採用される生地。
各所でミリタリーウェアを彷彿する背景をもっており、言い換えれば土臭い白であったり致します。
"キナリ色" "Army Coat"が今作の持ち味。
こちらを生かしたのスタイリングを。
はじめはキナリ色を生かして。
○Hard Twist West-Point Army Coat ( Natural ) 46,000 yen + tax / CONFECT
○Dusty Brushed Linen Hooded Parka ( Black ) 24,000 yen + tax / CONFECT
○High Count Linen Band Collar Shirt ( Natural ) 24,000 yen + tax / CONFECT
○Sulfur Dyed Black Denim Tuck Tapered Trousers ( Black ) 25,000 yen + tax / CONFECT
○Linen Cap ( Black ) 12,000 yen + tax / CONFECT
コート他を黒で統一させたスタイリング。白と黒のコーディネートは無難とも言える組み合わせですが、本来は逆色で配色がはっきりするため、互いの色が主張し合う色合いかと思います。
一歩間違えると目がチカチカするような悪目立ちする色合いになりかねません。
それを白からキナリにすることで、主張が緩和される印象に。また黒も起毛やデニムなどマッドな風合いのものをチョイスすることで、キナリの優しい風合いを崩さぬスタイルにしております。
白コートを日常着らしいものにするため、中衣はパーカーをチョイス。麻のパーカー故、くしゅっとしたフードの立ち方ですが、生地の腰が砕かれたコートですので、このくらいのテンションのほうが雰囲気は合います。
コートは大きく1ロール。袖からも黒を覗かせ統一感をだすように。キナリを土台に黒を散りばめていくような感覚で。
ブラックデニムのテーパード。そして黒の革靴と頭から足先まで黒のラインができるよう組んでおります。
ただ、パーカーとパンツがマッドな風合いに対して、一番上(リネンキャップ)と一番下(革靴)は艶があるものに。
あくまでマッドな生地感優しい印象を尊重したスタイリングですが、小さな箇所で大人らしい上品さを加えております。
キナリと黒のスタイリング。しかし良く見るともうひとつ、首もとから"キナリ"が覗かせています。
麻シャツのキナリ。コートよりも色が濃く小さい面積でありながらも強い存在感があります。
個人的には差し色的なニュアンス。でもただ目立つだけでなく、黒と色味にメリハリをつけながらコートにまとまりを持たせるための工夫として。
モノトーンでコントラストに差がありながら、生地の質感やマッドな風合い、柔らかな表情がうかがいます。
暖色系とは異なる大人の味わい深さ。
敢えてシャツなど真面目な面構えでなく、パーカーやデニムとカジュアルなアイテムを落とし込み遊び心と日常着らしさを演出してみました。
"キナリ" を主軸にしたスタイリング。
そして今度は "Army Coat" を押し出したスタイリングになります。
○Hard Twist West-Point Army Coat ( Natural ) 46,000 yen + tax / CONFECT
○Ink Bengara Coating Linen Military Shirt ( Brown ) 22,000 yen + tax / CONFECT
○Linen Military 2Tuck Pants ( Natural ) 24,000 yen + tax / CONFECT
○US Army Petients Effects Bag ( Olive ) 5,000 yen + tax / deadstock
○Pig Suede Sailor hat ( Black ) 17,000 yen + tax / Hender Scheme
こちらのスタイリングはわかりやすくミリタリーに関連したアイテムでの合わせ。
バッグを除けばミリタリーの "匂い" 程度で留まるデザインをチョイス。ミリタリー色に行き過ぎず、あくまで日常的なファッションとして着こなして頂きたいです。
ちなみに帽子を取った印象は戦場を駆け抜ける医療班っぽいと自分の目には映りました。
個人的な見解ですが、ミリタリーウェアやワークウェアを取り入れる上で「行き過ぎた服装」の一例が日常着でなくコスプレになってしまうところかと思っております。
そういったスタイリングが好まれる方もいらっしゃいますので、否定まではいきませんが少なくとも日常着らしいスタイリングを提案するCONFECTとしてはコスプレでなく"それっぽい=匂い"を醸し出すのが得意なブランドだと自負しております。
少し脱線してしまいました。
こちらのスタイリングは" 暖色の味わい深さ "が裏テーマで組んでおります。
コートのキナリを中心に、
掠れたブラウン。
微かに濃淡さのある亜麻色。
鈍く輝るゴールド。
そして、ミリタリー要素を確固付けるカーキ。
まさに土臭く男気溢れるスタイリング。しかし、色味だけでなく仕様にもミリタリーに位置付くデザインになっております。
シャツはミリタリージャケットなどにみられる台襟を廃した仕様。程よい抜け感を演出できます。
バッグは米軍が貴重品や私物を入れる巾着として使用していたもの。
唯一本物のミリタリーアイテム。差し色として映えると共に軍たらしめる土臭さを程よくスタイリングに落とし込んでおります。
深めの2タックが特徴のミリタリーのファティーグパンツをベースに。
ボタンで開閉可能なベルトループや、バックポケットのフラップとヴィンテージのミリタリーパンツから仕様を取り入れています。
渋さといいますか、柔らかい印象を残しつつ味わい深さを助長させる色使いかと思います。
全体の色のトーンを揃え、各所少しだけArmyらしい要素があり、それが合わさった時の歩調具合が独特な雰囲気へと繋がるのだと思います。
いかがでしたしょうか。
"キナリ"とArmy Coat"と区分けしてのスタイリング。互いに特色高い印象だったかと思います。
もしもあまり白コートを手に取られないようであれば、このブログを機会に気に入って頂けた幸いです。
本日は以上になります。
ご来店のほど心よりお待ちしております。
↓↓News↓↓
オンラインショップにて nest Robe CONFECTのお取り扱いをスタートしました。
PCの場合は、
サイト左上の「CONFECT」をお選びください。
スマホの場合は、
サイト左上の「アイテムを探す」より「CONFECT」
今後のリリース情報をはじめとした、
<< nest Robe CONFECT メールマガジンご登録はこちら >>
------------------------------
nest Robe CONFECT " Official Instgram " にて
最新の入荷情報、イベント、スタイリング、他を毎日更新させて頂いております。こちらも是非、フォローの上ご覧下さい。
nest Robe CONFECTでは現在一緒に働く仲間を募集しております。←詳細はこちら