こんにちは。

 

KITTE丸の内店メンズスタッフの原です。

 

21AWがスタートしてから早1ヶ月半。

 

すでに店内は秋物で埋め尽くされ、冬物も続々と入荷しております。

 

シャツ、ジャケット、パンツ...すでに所有しているものとは違う色、素材、デザイン、今季は何を狙おうか...。

 

前回の山口スタッフブログ( 秋ファッションについて考える。)でもあったように、服好きが最も好む季節であり、非常に贅沢な悩みが楽しめることでしょう。

 

しかし、皆さん。

 

私としては、この贅沢な悩みに一つ加えてほしい選択肢があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ベストです。

特にまだベストにトライしたことない方。

 

誰しも服を購入する際、カテゴリーごとで優先順位があり、恐らくベストはシャツ、パンツ、ジャケットよりも購入候補は下げ気味かと思います。

 

とくに最近、洋服に興味を持ち始めた方はなおさら。

 

今日は購入候補のダークホースとなれるよう、CONFECTの定番 "クルーネックベスト" をご紹介します。

 

 

 

 

CONFECTのベストには ”クルーネックベスト" という定番型があります。

 

一見して、カジュアルで気兼ねないデザイン。

 

首もとは程よく広く、ボタン仕様で、ポケットは脇の縫い目に隠すように配置したシームポケットを採用。

 

ダーツといった絞りは設けず、アウターベストのようなゆったりとしたシルエット。

 

スーツなどで連想する堅い印象のベストとは一線を画す緩さがあり、日常使いとしてスタイリングに落とし込みやすいです。

 

2015年の登場から毎シーズンリリースしてきた形だけあって、多くのお客様より支持を頂いた自信あるデザインです。

 

それこそ、お会計の準備中に試着して「 着なきゃよかった ! 」と笑顔でレジカウンターに向かわれたお客様が何組いたことか...中々番狂わせなアイテムです。

 

 

さて、先ほどの仕様説明の写真を見て生地が違うことにお気づきでしょうか。

 

クルーネックベストは形こそ定番ながら、使用する生地はシーズンによって変えており、21年現在は三種類の生地でリリースしております。

 

私の主観ですが「春秋用」「夏用」「冬用」と季節ごとで楽しめるため、生地違いでベストを購入されるお客様も少なくありません。

 

今回のブログではそれぞれの生地感の比較や特徴を交えながら、魅力をご紹介いたします。

 

では、最初は春秋お勧めのウェザークロスから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ～春と秋 ウェザークロス～

 

 

長くCONFECTをご愛顧頂いているお客様であれば、"ウェザークロス"はシーズン問わず見たことがある生地かもしれません。

 

近々でウェザークロスが採用されたアイテムとしては C/Liウェザージップシャツ (20SS) や ウェザークロス×ウール リバーシブルコート (20AW) などSS、AWともに活躍する生地です。

 

そんなウェザークロスですが、クルーネックベストでは21SSで初採用となりました。

 

コットン、リネン、ラミーをブレンドし高密度で製織した生地で、張り感があるのが特徴です。

 

また密度が高いため遮断性に優れ、冷たい風が吹くこれからの時期に活躍してくれます。

 

生地の厚みは、後述に紹介するリネンクルーベストと同様に薄く、レイヤードしても着膨れは起こりづらいです。

 

 

 

 

 

綿麻ウェザークロスクルーネックベスト  (Black) ￥23,100 (税込)  /  CONFECT

スビンピマラフィー天竺 クルーネックTee (White) ￥15,400 (税込)  /  CONFECT

リネンアムンゼン ミリタリーパンツ (D.Navy) ￥24,200  /  CONFECT

GARMENT DYE DAY BAG  (Blue)  ￥30,800  /  R&D.M.Co-

 

個人的に春秋では長袖カットソー、シャツの類から合わせることをお勧めします。

 

夏用（40リネン生地）や冬用（ウールモッサー）と比べると色の濃度が濃く、肌とのコントラストが強いです。

中衣のカットソーを白にし、色でメリハリをつけベストが主役となるような雰囲気にまとめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

～夏 リネンクロス～

 

 

「クルーネックベストといえばリネン生地」と思われる方も多いのではないでしょうか。

 

40番手のリネンを平織りに織り上げた生地。

生地の段階で揉み洗い加工を施し、柔らかく麻らしい表情が際立つ見た目となっています。

加えて麻特有の艶があり夏らしい清涼感がございます。

 

皺から垣間見える味わい深さ、それでいて艶めかしい美しさ。

異なる雰囲気を共に感じられる40番手リネンのベストは長年リリースしてきたCONFECTの代表作です。

 

ハイカウントリネンシャツに続くアイコニックなアイテムであったりします。

 

 

 

 

 

リネンクルーネックベスト (Black)  ￥22,000 (税込)  /  CONFECT

スーピマポンチ キーネック半袖プルオーバー (D.Navy)  ￥12,100 (税込)  /  CONFECT

Shoulder Bag L (Black) ￥14,080 (税込)  /  MACHAKOS 

cheak (Black)  ￥40,700 (税込)  /  Hender Scheme

 

夏場ということで、半袖Teeシャツとの合わせはマストと言えるでしょう。

ジャストフィットで着るというよりも、少し脇周りに余裕があるサイズ感で羽織るように着るのがお勧めです。

 

ウェザークロスとは打って変わって、ブラックで統一感のあるコーディネートにしております。

しかし、Teeシャツ、パンツとの素材感の違いでメリハリを出すような雰囲気にまとめてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

～冬 ウールモッサー～

 

 

リネンベストに続きこちらも冬にリリースしてきたベストですが、今季から生地をリニューアルしました。

今回はウール90％、ナイロン10％となっており、昨シーズンよりもウールの比率が高くなっております。

 

生地名にある「モッサー」とは苔の英表記 「Moss」 からきており、その質感が苔に似ていることからモッサー加工と呼ばれております。毛糸同士の密度は高く、モコっと弾力があり、紹介してきた2種類のベストと比べるとかなり厚地な生地です。

本来はコートなどで採用されるような生地ですので、アウターベストのような見た目となります。

 

 

 

 

 

ウールモッサークルーネックベスト (C.Grey) ￥22,000 (税込)  /  CONFECT

強撚ツイルバンドカラーシャツ (Khaki) ￥21,000 (税込)  /  CONFECT

ウールコーデュロイ ファティーグパンツ (C.Gray) ￥30,800 (税込)  /  CONFECT

別注 7 hole boots -embossed calf- （Black) ￥72,000 (税込)  /  forme

Doubule oil ruck suck  ( Black )  59,000yen + tax  /  SLOW

 

厚地で冬の生地感らしいウールモッサーは同じような厚みの生地（コーデュロイや強撚ツイル）と合わせ、バッグも堅牢なものを選んでおります。

 

絶妙な色ムラと粗野な風合いが特徴のウールモッサーはカーキやくすんだブルーなどアースカラーとの合わせをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に個人的に思うクルーネックベストのアピールポイントを二つご紹介します。

 

 

 

【UpcycleLino】ツイル アーミーコート  (Black)  ￥47,300  (税込)  /  CONFECT

 

『ライナーとしての利便性』

 

コートやジャケットのライナーとしてベストはお勧めしたいです。

腕周りの着膨れが起こらず、上着のドレープやシルエットなどの魅力を保ったままレイヤードができ、ベスト自体の着用シーズンも長く楽しめます。

 

また三種類揃っているクルーネックベストでいえば、暑がりの方であれば体温調節としてリネンやウェザークロスを中衣に選んでもいいと思います。

 

 

 

 

『靴を選びません』

 

こういった言葉は安っぽく聞こえてしまいますが、私はそう感じています。

 

冒頭でもお伝えしたように多少なりとベストは硬い印象があると思います。

その堅い印象の中にカチッとした革靴も思い浮かばないでしょうか。

 

先にも説明したようにクルーネックベストは各ディテールや風合いある生地を採用することで普段使いしやすいものへと昇華させております。

 

着こなしの幅が広がる分、靴もスニーカー、サンダル、レザーシューズと様々なデザインと合わせることができます。

 

けしてこういったベストが独断珍しいというわけではありませんが、靴との親和性が高く不思議と馴染んでくれます。

 

革靴もスニーカーも履く私も初めてクルーネックベスト購入してから1年半、ワードローブには同型生地違いで5着所有しています。（原は今期も購入予定です。）

 

改めて、自信をもってお勧めできるデザインです。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

少しでもベストに興味をもって頂けたなら幸いです。

 

 

 

またのご来店、心よりお待ちしております。

 

 

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