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2023 Jan 20

High Speed Aging

こんにちは。

 

オンラインショップスタッフの原です。

 

CONFECTがご提案する洋服の楽しみ方に「経年変化」を一つ主軸として掲げてきました。

 

今季も例外なく、そういった楽しみ方をしていただきたいです。

 

経年変化、「年」単位の経過したものの状態を表し、自身の手で変化させた姿、使ってきた月日と共に愛着が沸き、自身のかけがいのない物となっていることでしょう。

 

CONFECTでは年単位での変化する物もあれば、月単位で表情が変わるもの、また使う環境、ライフスタイルによって十人十色と変化が異なります。

 

今回はその一例を、

 

ここ数年のCONFECTではご覧いただくことが少ない変化経過になります。

 

 

ヘビーリネンツイル ミリタリージャケット ピグメントダイ ( D.Mustard ) ¥37,400 (intax)  /  CONFECT ...1 week 1 wash Aging

 

 

 

 

 

 

 

2023年ニューイヤーアイテムとしてリリースしたヘビーリネンツイル ミリタリージャケット ピグメントダイ

 

すでに味わい深い佇まいとなっていますが、驚いたのはその経過の速さ。

 

スタッフが一度洗濯した私物のもので、色褪せやアタリが大きく露になった状態となりました。

 

スタッフ自身購入して日が浅いにも関わらず、貫禄ある姿に。

短い期間での変貌っぷりに、驚きました。

 

しかも、ここまで雰囲気のあるものに。

 

変化がわかりやすいよう、新品のアイテムと比べると、、、

 

(左半分:新品|右半分:私物)

 

 

2から3トーン程、淡い色へ変化しました。

 

糸表面に付着していた染料は抜け落ち、繊維に染まった箇所が露わになる。いわゆる「フェード感(褪せ感)」が強く、味わい深いものとなっています。

 

こういった、表情となった今作ですが、その理由はピグメントダイ(顔料染め)による染まりにくい染色方法の為です。

 

染色する際、色を付ける液体が「染料」であり、糸に液体を 浸透 させ、そのまま色付きます。

 

対して「顔料」は、本来染めるものでなく、クレヨンといった 塗る (塗料)に特化したものです。多少は繊維まで染まりますが、糸に付着するような形で色付くこととなります。

 

 

顔料染めは染料では表現しづらい濃淡差を生みます。そこから色が褪せることで、素材本来の色(生成り)が露になり、より柔く深い色味と変わっていきます。

 

CONFECTでは、ほぼ毎シーズンにピグメントダイを施したアイテムをリリースし染料では出せない色ムラ、味わい深さをご提案してきました。

 

その中でも、今回のミリタリージャケットは個人的にも、かなりいい具合に仕上がっています。

 

早々こういった変化が期待できる洋服、天然繊維のアイテムはお目に掛かれないかと、ヴィンテージでもここまで貫禄ある姿を探すのは、難しいことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

(モデル:179cm size4)

 

存在感を放つジャケット。

 

対してシルクスカーフや鮮やかなブルー。

 

質感、色合いが対比するような合わせが、このピグメントのフェード感を美しく引き立たせているように感じます。

 

常に表情が育つ服をご紹介してきたCONFECTですが、ここまで早く、そして変化が大きく渋いアイテムは中々、稀です。

 

 

数が少ないアイテムですので、気になる方はお早めに。

 

本ページの他に、ミリタリージャケットのピグメントダイについてのブログもございます。

 

表参道店『見つける楽しさ』

梅田店『フレンチリネン×ピグメントダイ』

 

併せてご覧くださいませ。

 

オンラインショップのご利用、心よりお待ちしております。

 

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