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2024 Jul 1

リネンのおはなし Vol.2

 

 

こんにちは、加藤です

 

 

 

2023年の8月に

「リネンのおはなし Vol.1」

というblogを書きました

 

 

 

その際に

Vo.2は「ジュート」と「ヘンプ」について

ご紹介していくと明記しましたが

11か月近い時間を経て、やっと

vol.2を書くに至りました

 

 

 

なぜ今まで書けなかったかというと

ヘンプやジュートを使ったアイテム

が少なく、上手くシンクロさせる

ことが難しかったのです

(言い訳です…)

 

 

 

 

さて、言い訳はさておき

ヘンプ素材とジュート素材のお話を書き綴っていきます

 

 

 

 

 

今回も自身の備忘録を兼ねつつ、

読み物的な内容になりますが、興味のある方は

最後までお付き合いください

 

 

 

 

ヘンプ(Hemp=大麻)とは…

ヘンプの原産地はヒマラヤ山谷とみられ

その後、欧州や中国等に伝わり

欧州では18世紀まで亜麻に次いで

重要な繊維資源とされていました

 

 

また中国でも当初、黄河流域で栽培され

こちらも苧麻に次いで幅広く利用されて

きました

 

 

今日では、ジュートやマニラ麻などの台頭で

世界的な生産は少なくジュートの代替品として

中央アジアやカスピ海周辺が産地となって

いますが、日本では大麻の栽培自体が禁止されており

日本産は簡単にお目にかかれません…

 

 

 

 

 

 

特徴として…

 

■繊維が非常に強い

■吸湿性と耐水性に優れている

■腐敗しにくい

■染めとの相性も抜群

■農薬や化学肥料が不要で環境に優しい

■伸縮が少ない

 

 

大きくはこんなところでしょうか

 

 

 

ヘンプは大麻取締法もあって

どうしてもきな臭いイメージが

先行しがちですが

繊維単体でみればとても優秀で

衣類に置き換えれば

もっと重宝されるべきだと

個人的には感じています

 

 

直近のリリースされた商品だと

こちらの商品になります

 

 

ヘンプ セーラースモックシャツ / CONFECT ¥27,500

 

 

 

※本来ヘンプの原糸は非常に硬く、

織物として仕上げてもとても

固い風合いの生地が仕上がります。



この生地は捲縮加工で生地を

叩きながらバイオ加工も施しています。


加工中に生地を何度も何度も叩く事で

ソフトな生地感に仕上がり、

最後に反発系樹脂を施す事で

他にはないソフトでありながら

汎発性のある生地に仕上がっています。

 

 

 

着用イメージ / MODEL: @_ge_n_

 

 

 

 

衣類以外にもロープなどの

索具類や鞄、袋ものの素材として

多く使用されています

 

 

 

 

 

ジュート(黄麻=おうま)とは

ジュートは主に麻袋(ドンゴロス)として

知られ、穀物類(大豆やコーヒーなど)の

輸送、保管に使われることが多い素材です

 

 

衣類に使われることは、そこまで多くありませんが

インテリア用品等で広く使われています

 

 

 

 

 

特徴として…

 

■生地強度が特に強い

■耐久性に優れている

■自然に対して無公害

■扱いやすい

 

 

大きくはこんなところでしょうか

 

 

 

 

 

自然に対して無公害という意味で

寒さなどから樹木を防護する幹巻きや根巻

河川の土留用等の緑化資材や

防水対策の土のうなど、自然と一体

となり得る環境で活躍している素材になります

 

 

 

現在、ONLINE SHOPで展開している商品だと

セレクト商品になりますが

Hender scheme の azuma bag big が

コットンとの混紡にはなりますが

ジュートを使用しています

 

 

Hender scheme / azuma bag big / ¥ 30,800(税込)

 

 

 

※コットンとの混紡なので、生地の目の粗さは

かなりマイルドになり、軽さを感じていただけます

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか

 

 

 

 

読まれた方が明日から使える知識に

なり得る内容まではいかないかも

しれませんが、洋服を通して

見聞を広めるキッカケになれば

幸いです

 

 

 

 

 

それでは

 

 

 

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