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自分で育てる、ヴィンテージ。
こんにちは、新谷です。
使い古されたものに、
魅力や良さを感じるのは、
誰でもが共通に持っている価値観ではないと思いますが、
「味」や「侘び寂び」「骨董品」のように
古く廃れたものに、それ独自の魅力があることを指す言葉があったり、
家具や服に「ヴィンテージ」というカテゴリーがあったりと
少なくとも日本人には、
古いものに価値を見出せる感覚が備わっているのではないかと思います。
そんな感覚をしっかりと呼び覚まし、
そんな感覚に刺激を与えてくれる一着が
CONFECTよりリリースとなりました。
UpcycleLinoツイルピグメントダイスタンドジャケット
col : D.Grey
size : 3, 4
経年変化によって、着古されていても
魅力を感じれる服があると思います。
そんな、着古されたヴィンテージウェアから着想を得て、
この度、あえて色落ちのしやすいピグメントダイ(顔料染め)
という手法で染めたジャケットをご用意しました。
着用と洗濯をくり返していくことによる
色がフェードしたり、濃淡が生まれたり、白茶化が生じたりということを
見越して、この染め手法を選び、
「着る人が、自分の手で、マイヴィンテージを育てる」
そんな感覚を楽しんでいただければと思っています。
実際に、5回洗濯をしたものと新品を比べた写真になります。
左・新品
右・5回洗濯
全体的に薄グレーに白化したような見え方となりますが、
ツイル生地の畝の奥や、ステッチ付近、襟やポケットなどのディテール付近などに
濃い部分がしっかりと残っており、よりメリハリのある濃淡が生じまています。
ご家庭でのお洗濯は可能です。
写真の服は、中性洗剤を使用し、洗濯機で単品洗い(弱流水モード)を行いました。
顔料の特性上、色が落ちやすいため、
洗濯ドラム内の水は、少し黒っぽく濁りますので、
必ず単品でのお洗濯をおすすめします。
着用時の色移りも、わずかならがございますので
少し気を使ってあげる服にはなりますが、
それでも、着続けていくことで、
新品の時よりも、魅力が増していくと思います。
最後に、いくつか画像を。
上写真は、5回洗濯を行った状態
襟もとから肩の比較
上は新品 / 下は5回洗濯したものです。
こちらは、素材の寄りです。
左が5回洗濯したもの / 右が新品。
ぜひとも、こちらのブログもご参考にしていただき、
各店店頭やオンラインショップでご確認いただければと思います。
それではまた。