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言葉にしたくない色。
こんにちは、新谷です。
先日、娘が、
クレヨンで「海」の絵を描いていました。
青がベースに塗られていましたが、
波打ち際は、白っぽく
沖合は、黒っぽく。
他にもいろんな色が混じっていました。
海は青い。
では無い。
いろんな色が混じっていることに気がついているようで。
なんだか嬉しかったです。
これが人が自然に備えている「解像度」なのだと思いました。
色に名前をつける。
言葉で表現する。
これは良いような、悪いような。
色を言葉で表現すると、肉眼で捉えているリアルな色から
遠ざかる気がします。
翻って、
CONFECTの服はどうか。
自然素材であること、
製品染めであることで、
なんとも表現しにくい、微妙な塩梅に。
例えば、
こちらのジャケットを、もしクレヨンで描いたなら、
生地が重なって白茶けた部分は、白や肌色を使うのか?
生地の凹凸で、光が当たるところは、薄い青、紺、グレー、白、ベージュが混ざる?影になるところは、黒、茶色?
じゃあ仕上がった服の色は、
何色と言えば良いのか?
色に名前をつけて、言葉にしてしまうと
僕たちは、
そのイメージで見てしまう。
見るだけじゃなくて、
そのイメージが正しいかどうか、無意識に判別してしまう。
こんなことをやっていたら、
それ以上、色を探らなくなるのではないか。
色を探れば探るほど、言葉にすることが難しくなりますからね。
色を言葉で表現すること
これって、本当に必要なのか?
何色か、名前をつけなくとも
そこにある色、肉眼で拾うこの色を、
ただただ受け止めて、感じれば良いのだと思います。
CONFECTの「製品染め」の服を見ながら、
そんなことを思った次第です。
さあ、2024年、今年最後の新作発売は、
製品染め、すなわち「染めの衣< SOMENOI >
アウター2型です。
散々、御託を並べましたが、
弊社のタグには、色名をつけて以下色展開でご用意しております。
超撥水スーピマジップトップ
> M.Blue
> D.Grey
> Green ※GREENはオンラインショップ、阪急うめだPOPUP限定カラーです。
スーピマコットンステンカラーコート
> D.Olive
> Black
ただ皆様には、
色に付けられた言葉に、
引っ張られることなく、
ぜひとも肉眼で拾うリアルな色と向き合い、
服選びをしていただければと思います。
特集ページも出来上がっております。
特集ページ「SOMENOI SUPIMA 2」
今回のモデルは、イサナくん。
ページ内では、クールなルックスですが、
気さくで、笑顔が愛らしいナイスガイです。
役者としても活躍中とかで、、、皆様、ウォッチしておきましょう!
それではまた。