- Top
- Blog
- PRESS ROOM
- 柿渋染めのシャツ、その後レポート。
柿渋染めのシャツ、その後レポート。
こんにちは、新谷です。
私ごとですが。
CONFECTが新しくトライする素材や
染め色の製品は、どうも癖のように買ってしまい、
とりあえず使ってみての変化を実験していく。
ちょっとしたライフワークのような感じで
ずっと繰り返しています。
実験。
どうなるのか。
今回は、
柿渋染めのシャツです。
色の変化が気になりました。
どんな感じで変化するのか。
昨年11月購入したこちら。
柿渋染めコットンリネンチェックレギュラーカラーシャツ
col : Brown
size : 3, 4, 5
price : 30,800 yen
それから、6,7回は洗濯しました。
家庭用洗濯機で、粉末洗剤を入れて。
乾燥機は使用せず、吊り干しです。
当初、柿渋染めに纏わる情報では、
柿渋染めは、空気中の酸素によってタンニンが酸化することで色が濃くなる。
タンニンは紫外線によって発色していくので使い込むほど色に深みと赤みが増すと。
では実際にどうなったか。
今回のこちらは、濃さは発揮されず、
襟端、前立て、カフスなど生地が重なって固くなっている部分は
白茶けてきています。
また、播州織のこの生地自体に毛羽が立ち始め、
この毛羽そのものが白茶けてきており、
一層淡い色味になってきたように感じます。
僕としては、この生地、見入ってしまいます。
洗濯して乾いた後、
畳む時、
着る時、
脱いだ後など、
その時々で、ついつい
「この生地、どうなったかな?」って具合に見てしまいます。
ついつい見てしまう。
魅了されている生地だな、と僕の中で再認識したという感じです。
タンニンが酸化することによって色の濃さが生まれることは、
より時間をかけた柿渋染めの
布地や和紙、木材などでは見られるようです。
これもまた実際にやってみないことにはですが。
キリがないのが、「実験」。
今回のブログはここまでです。
ではまた。