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裏地に使う、起毛リネン
こんにちは、新谷です。
実は、今季も大車輪の活躍をしているのが、
CONFECTの定番「起毛リネン」です。
こちらのブログでご紹介した、
ジャケット、パンツだけではなく
キルティングベストの裏側(=リバーシブル仕様です)、
キルティングジップトップの裏比翼やポケット、
そして、アウターの裏地にまで採用しています。
実は、
アウターの裏地に起毛リネンを仕様するのは、
CONFECTでは初めて。
25AWコレクションのこちらのコートの裏地に採用しています。

杢ウールコットンリネンフーデッドコート
col : Black
size : 3, 4
price : 96,800 yen
かねてから、「起毛リネン」の保温性や
熱伝導の良さによる暖まりのスピード感、
そしてしっとりと心地よい触り心地など、
そのポテンシャルを感じておりましたが、
今年のアウターで初めてお披露目です。

いわゆるネル生地を裏地にした
アウターは、昔からある寒冷地の服の工夫にありますが、
リネンの起毛生地という点は、結構、稀だと思います。
ただこれは僕の個人的な感覚ですが、
リネンは、ウールアウターの裏地として、結構向いていると思います。
過去にもリネン裏地のアウターは何度かリリースしており、
僕自身も使ってきましたが、特に「湿気を素早く放湿できる点」で良いと思っています。
リネンは吸放湿に優れているため、
湿気を吸い、そして放ち、乾くスピードが早いです。
これは特にウールアウターにとっては良いです。
冬の寒さの中、防寒着として着るわけですが、
身体は汗をかくことも良くあり、中に溜まっていきます。
ウールアウターは洗うわけにもいかず、
クリーニングになりますが、ワンシーズンに一回ぐらいです。
ウールにとって湿気は敵とも言え、
匂いの原因、虫食いにつながったり、また劣化にもつながります。
そんな時、リネンの裏地は力を発揮。
湿気を吸い、そして放湿もできるので、
ウールアウターにとって、とても良い状態を保つことができます。
そして、今回、贅沢にも裏地に「起毛リネン」を採用。
裏地がリネン100%。やりすぎかと思われるかも知れませんが、
より長くご愛用いただくために出した一つの答えになります。
今回、起毛リネンを裏地にしたこちらのコート。

いつの時代にも気分が離れることなく、
毎年、毎年着ることができそうなシンプルなフーデッドコートです。
ぜひご検討いただければと思います。
それではまた。